英語がしゃべれない人のためのオンライン英会話活用法
初心者がいきなりオンライン英会話ですか?
M Step ost important 英語を学ぶ上で、最も大切なことそれは「ステップ」。
仕事で必要だからといって、パソコンの初心者が、「超簡単便利・仕事がはかどるエクセルの技」みたいな本を買っても、最初の1ページ目で、「SUMをセルに割り当て、オートフィルでドラッグします」なんて言葉の意味が分からなくて、悪戦苦闘した末、
「あ~パソコンって難しい」と、挫折してしまうことは、英語をこれから始めようとする初心者によく似ています。
最初の一歩が大切です。 First step
しかし、いきなり外国人と話すスクールに通ったり、ただ安いからとオンライン英会話に飛びついても、間違った方向に行くと遠回りに次ぐ、遠回りで、時間ばっかり無駄にして、「一向に覚えられなかった!」ということになりますよ。
英会話スクールやオンライン英会話に入会すれば、誰でも英語が簡単に喋れるようになるわけではないんです。
どんなに頑張っても、脳が英語に対応しきれていない状態だからです。
外国人と接しているだけで、英語が話せるようになるんだったら、海外留学をすれば全員ペラペラになって帰ってくるかというと、そうでもないんですよ。
何十年もいたって、全然しゃべれない人もいるんですね。
もう少し英語を勉強してから会話を習ったほうがいいの?
多くの日本の英語を学ぼうとする人に見受けられる傾向として、話すのはもう少し勉強してから、ボキャブラリーを増やしてから、TOEICで800点取ってから、というように、話すことを敬遠するかのように、英会話自体が最終目標的な位置付けにしてしまっていることです。 Vocabulary
水泳の場合、教本を読んだり、ビデオで他人の泳ぎを見たりしていても、それだけでは泳げるわではないです。
ショパンをピアノで演奏したいからといって、1年中ショパンの曲を聴いていたって、ピアノが弾けるようになるわけではありません。 Chopin
会話は幼児に見習うこと

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Baby talk 赤ちゃんと見ていると分かりますが、言語習得の順番として、最初にインプットがあります。
大量の言語を最初はじっと聞いています。
そして、「あー」とか「うー」とか声の出し方の練習を始めます。
その内に単語を一つずつ発音できるようになり、2語文、3語文と必要な簡単な文を一つずつ覚えて使い始めます。
10歳以下の子供には「才能の逓減」という法則があり、環境に順応する能力があります。
なので、小さな子供の場合は、海外の英語環境にいれるだけで、英語を話せるようになっていきます。
「聞く」→「話す」→「読む」→「書く」
学校では、この「聞く」「話す」を飛ばして、「読み書き」から始まってしまいます。実は、この順番が日本人が英語を苦手とする理由となっているんですね。
最初のトレーニングは「聞く」「話す」から
Learning 聞くだけで話せるようになるという宣伝文句はよく聞きますが、赤ちゃんではないので、同じ様に聞いているだけでは話せるようにはなりませんからね。
「簡単に」などといわれると、ついその気になりますが、高い授業料に”つく”ことになりますので、正しい情報を取りましょう。

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英語を話すためには何が必要不可欠なのでしょうか?
日本の学校は学習指導要領に基づいた英語授業を実施していますが、いまだ旧態依然とした有様で、文法、読み、書きを個別に学習するだけの状態から抜け出せておらず、それらインプットされたモノをアウトプットする場さえ、非常に少ないというのが現状です。
このアウトプットがなされないでは、いくら文法や読み書きをしても、英語で会話することは困難を極めます。アウトプットはつまるところ日々の練習です。
baseball 野球のグラブとバットとボールを持っていれば、誰でもプロ野球選手になるわけではあませんよね。
練習に次ぐ練習で、自分の眠っている才能を開花るんですね。人の何倍も体を鍛えて、素振りを何回も繰り返して、うまくなっていくんです。

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そして、理論的なことを頭で考える前に、体が自然に動くようになってはじめて、ゲームで活躍できる基礎力が付く事になります。
その上で、練習のゲームなどで、実際の場面で対応できるプレー感覚を養っていく必要があります。
このゲームをするまでの過程が学校英語ではスッポリ抜けていると言えます。
英会話の基礎練習とは何か?
Practice 赤ちゃんの言語習得過程を参考にして、大人用に調整して、「知識としての英語」ではなく「使える技術としての英語」を手に入れるためには、どうしたらよいでしょうか?
まずは、リスニングトレーニングの方法

英語のステップは最初の一歩が大事
Japanese 日本語回路では作られていない英語耳の筋肉を鍛えるトレーニングと英語を聞き取った後、日本語を挟まず英語を英語のまま理解するトレーニングをして、英語回路を作っていきます。
①英語の音素を把握するトレーニング
映画などを字幕無しで聞いて理解できる人は相当上級者です。英語初心者・難民の日本人が英語を聞いた時に感じるのは、何を言っているのか全く分からないだけでなく、一つ一つの単語すら聞き取れていないことに気が付くでしょう。 Movie
「R」と「L」、「S」と「TH」のような日本語に無い音の違いを聞き分けるトレーニングを発音練習とともにしていきます。
②最初の部分を聞き取るトレーニング
Ear 英語の聞き流しをしていれば、自然と理解できると言われて信じる人が後を絶ちませんが、英語回路ができていない日本人の大人が、
どれだけ英語の聞き流しをしても、
英語が理解できるようにはなりませんよね。
日本語では最後の部分に重要な部分が来ますが、英語では最初の部分に重要な部分が来ます。
つまり、
日本語では最後の方に注意を向けて聞いていないと意味が分からない事になりますが、英語では最初の部分に注意を向けて聞かないと意味が取れません。
具体的には最初の3語・5語のみの聞き取りトレーニングをしていきます。
③リンキングに慣れる、リンキングとは?
Linking 単語でなく、文章として発音する時に起きる音と音が繋がったり、音が消えたりする法則を知ってもらい、慣れてもらいます。
リンキングとは空白を区切らないで、続けて発音することです。
ネイティブが発音する英語では、「Did you」を学校で教えてもらったような発音「ディド ユー」という発音をしません。
「ディジュ」と発音します。また、「on it」を「オン イット」でなく「オニッ」のように発音する法則がいくつもあります。
この法則を自分でも発音しながら英語口の筋肉、聞き取りのトレーニングでも、実際のネイティブ発音に慣れて英語耳の筋肉を鍛えてもらいます。
④英文音声の中の単語数当てるトレーニング(ゲーム)
Word リンキングの法則を勉強しながら、音声の中の単語の数当てのトレーニングをしていきます。
これによって、日本人が聞き取れない文章の中の英単語を耳で聞いて、文章がいくつの単語で成り立っているか把握できるように英語耳の筋肉を鍛えていきます。
⑤英語耳の仕上げとしてディクテーションのトレーニング
ディクテーションとは書き取りのことです。単語の Dictation 数当てで慣れてきたら、聞き取れた単語を書いてもらいます。
ここでは、日本語に訳して理解するよりも、英語の音を英語の単語として聞き取れることを重視していきます。
⑥英語を英語のまま理解する為の英単語のイメージトレーニング
英語耳が鍛えられて、英単語が聞き取れるようになっても、単語の意味がイメージとして頭に浮かばなければ、意味の無い音声となってしまいます。 Ear
意味を理解するためには、英語脳の筋肉を鍛えていく必要が出てきます。
日本人が日本語を理解するときに、「りんご」という発音を聞くと、「りんごのイメージ」が自然と浮かぶと思います。
でも、英語の場合、「apple」という発音を聞くと、日本語の「りんご」という単語が思い浮かび、その後、「りんごのイメージ」が思い浮かぶと思います。
つまり、日本語の場合、「日本語」→「イメージ」となりますが、英語の場合、「英語」→「日本語」→「イメージ」となってしまいます。
この流れだと、日本語が間に挟まって実際の会話のスピードにはついていけません。頭で英単語を日本語に訳してからイメージしていては、実際の会話では使えません。
⑦語順感覚トレーニング(スラッシュリーディングのすすめ)
Slash 英語と日本語の語順の違いを感覚として掴んでもらいます。あなたが「英語の達人、英語の専門家」になりたいなら、高度な英文法知識が必要です。
英語でコミュニケーションが取れたりするだけなら、難しい英文法は必要ありません。あなたも日本語を話していて、文法を気にしながら話すことはないと思います。
手順としては、一つ一つの英単語の日本語の意味を英文に合わせて、前から順番に並べる。一つ一つの単語の意味を前から順番に加えて日本語訳を作っていく。
そして英文の中の意味の塊を見つけて、スラッシュを入れていきます。
⑨音読&音読筆写トレーニング
Reading aloud 並べ替えで使った基本文を音読&音読筆写トレーニング。
英語の語順感覚をさらにしっかりと英語脳に刻み込んで、英語回路を作っていくために、語順を覚えた文章を音読&音読筆写をしていく。
コマーシャルを口ずさむように、頭で考える前に、自然と口から流れ出るまで音読する。回数としては、少なくとも80回は音読するくらいの気持ちが大事。
音読は、ネイティブの録音を参考にして、同じ発音で、繰返し発音するリピーティングも取り入れる。ネイティブ発音のように正確な発音が出来ているか、講師に確認してもらいます。
⑩写真説明、質疑応答トレーニング
Question 音読、音読筆写などで得られた英語回路の土台を元に、写真を見て、英語で説明できる英作文力を作ると共に、講師に添削してもらう事で、ネイティブ感覚の英作文力を手に入れる。
また、
講師が写真に対する質問をして、それに答える練習をする。最初はyes,no質問から始め、5W,1Hを使った質問に答えるトレーニングをしていく。
添削してもらった英文を講師に録音してもらい、見本の音声を繰返し音読して自分の表現とする。
⑪自己紹介トレーニング
Self-introduction 英語でコミュニケーションを取る時、自分の事を話す事が必要です。
しかし、実際の会話の中で、いきなり英語で説明しようとしても、単語が思い浮かばなかったり、表現に困る事が多いと思います。
自分の紹介ができるようになったら、講師に同じ話題での質問の練習をする。
⑫ テーマを決めてのコミュニケーショントレーニング
自分の事だけではなく、様々な話題に対して、講師と生徒で意見交換をして、 Communication 外国人とディスカッション、ディベートができる会話力を手に入れます。
質疑応答の中で、話題を掘り下げる会話力も作って、外国人と深く相互理解できる力を作っていきます。
⑬リピーティングトレーニング
Repeat 講師が読見上げた文章をそのまま文章を見ずにリピートをします。最初は、意味の塊となる文節毎のリピートをして、慣れてきたら、文章全体をリピートしていきます。
リピーティングは、聞いた音声を一度脳の言語野の短期記憶に入れて、それを思い出しながら口で発音する必要がありますが、日本語では割と楽に出来ますが、英語になるとこれが出来ない人が多いです。
英語の音声に慣れていない人は、聞いた英語が言語野に入らずに、雑音として処理されてしまうからです。
⑭語彙力(ごい)強化トレーニング
Vocabulary ある程度、英語が出来るようになった人が英文を作る過程で、どの単語をどの様に使うか迷う事がよくあります。
これは、英単語を単体で暗記していった弊害といえます。語彙という英語はボキャブラリーといいます。
ここでは、英文の中での単語の使い方と効率の良い暗記が可能なフラッシュバック法という暗記法を使って、単語と共に文章全体を暗記していく方法を採ります。