世界遺産に認められた「和食」。和食の事をみなさんはどれだけご存知でしょうか?無形文遺産に登録された各国の料理には、地中海料理、フランス美食術、メキシコ伝統料理などがあります。またその食べ方にも作法がありますので、品格を失わないよう気をつけたいですね。
世界遺産の和食はこうして認められた
日本の伝統料理である和食が世界遺産として認められた理由として、
1、美しさと季節の表現 こだわりの器などに美しく盛り付けられた季節感が一杯の料理
2、優れた栄養バランス 欧米でも評判な、良質なたんぱく質を含む豆腐料理やヘルシーな魚料理
3、新鮮な食材 日本料理には、旬の食材を使った料理が多いのも特徴です。
4、行事との関わり お正月、節句、子どもの日と季節ごとの行事との深いかかわりがあります。
世界遺産を食すのです。どの料理でも共通していえることですが、食事は楽しく相手に不快な思いをさせないことが基本です。
例えば、予約した時間は守る、携帯の電源は切っておく、大きな音を立てないといったことです。 場所と格式に、気を付けてほしいものですね。文化伝統とは、そういったことを育てる地道な努力のたまもの。 これらの最低限のマナーに加えて上品に、きれいに見える和食の食べ方というものがあります。 |
お箸の意味
お箸は大人になっても正しく持てないと、少し恥ずかしいですよ。また、お箸は、一番手前に横向きにおかれていますが、これは、これから食べる人と、料理である自然界との境目という意味です。
食べるときは、お箸を持ってこれから自然のものをいただくという意味でお礼をいってから食べるのも基本です。
器を持つときは、お箸は休ませる(置く)のが基本です。迷い箸、さぐり箸、涙箸にならないように、いただきましょう。
器の持ち方
牛丼屋さんなどで、丼ごとほおばって食べる姿は豪快で、美味しそうですが、どんぶり物を持って食べるという行為は、実はマナー違反。
器は、何もかも持っていいワケではありません。大きさの目安は、約15cm以下です。お椀や、小鉢、お茶わん、お醤油の小皿もOKです。
右手に近い器は右手、左手に近い器は左手で引き寄せます。食べ終わった後の器は、重ねないようにしましょう。
親切のつもりが、器に傷をつける行為となって迷惑がられます。割りばしなども使う時がありますが、割るポイントは、膝の上で、上下に割る、がマナーです。
食事を終えたら
慣れないと、ようやく食事が終わるころには、どっと疲れてしまいます。でも、最後まできれいにするのがマナーです。
食べたものは、そのまま何てことがないように、美しく揃えておきましょう。お箸は、最後に横にして置きます。
自然界と自分を分け隔てましょう。
器のふたは、逆向きにする人もいますが、正確には、出された状態で、しまうのが正解。
そして最後に、食事をいただくというのは、作ってくれた人、出してくれた人自然界の生物、にも、感謝の気持ちを持って、お礼しましょう。
人だけではなく自然界の生き物は、食べて栄養を摂らないと、死んでしまいます。食べられることへの感謝と、おいしいものをいただいた感謝の気持ちも忘れずに。
これで本日の特別授業は終了します。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
品格を持って、世界に誇れる、和食を
大切にしましょう!
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